ボクとキミは2人で1つ

*増田貴久くんを応援しているブログです*
**増田くんが好き、それだけです**



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「雨の日の森の中」 7
森田 「何やってるんですか」
照沼 「もうなにやってるんですかー」
治郎 「離してください」
トシ子 「何やってんのよ、そのまま帰ってもらえばよかったじゃない」
治郎 「アイツら捕まえたら大ニュースだぞ!
     アッチッチにとっても大チャンスなんだよ、
     名前を売りたいんです、
     ニュースになれば、歌手として注目されてデビューできるかも知れない」
トシ子 「あんた何言ってんのよ」
治郎 「お願いします、一緒にあいつら捕まえてください」
森田 「でも…」
トシ子 「状況分かってるの?なんかあったらどうするのよ」
治郎 「アッチッチのラストチャンスかも知れないんだぞ」
トシ子 「殺されるかも知れないのよ」
治郎 「うるさい!」
治郎 「お願いです。ブレイクしたいんです」
照沼 「お気持ちは察しますけど、勝算はあるんですか?」
治郎 「もちろんです。今2人は部屋にいる状態です。
    つまり外には電気屋だけ。
    十分取り押さえされるはずです。」
森田 「そうかなぁ」
治郎 「こちらが、電気屋だと信じてるふりをして近づけばスキだらけですよ」
森田 「でもいつ2人が部屋から出てくるか」
治郎 「ですから、今のうちに外から2人を閉じ込めちゃえばいいんですよ」
治郎さん、森田さんの顔の近くまでいって…
治郎 「お願いします…お願いします」
森田 「近いな」
照沼 「分かりましたー」
今度は照沼さんの顔の真ん前に行く治郎さん
治郎 「本当ですか」
照沼 「有名になったら、サインくださいね」
治郎 「ありがとうごじざいます。確か余った板が…」
トシ子 「危ないわよ、警察に任せなさいって」
治郎 「お前はこなくていいよ」
トシ子 「ひとりにするの?」
治郎 「大丈夫だろ、強いんだから」
トシ子 「ヒドイ」
治郎 「なんか武器とか持っとけ」
奥へと板を取りに行く治郎さん。
トシ子 「どうなっても知らないから」
 
2階 4号室
早峰 「どう考えてもあの人たちが部屋に入ってきたら
     もうおしまいだよね」
うろたえる早峰さん。
 
たそがれて、遠い目のノボルくん。
ノボル 「入るといえばさ…」
早峰 「え?」
ノボル 「サークルに入った日のこと、覚えてる?
     あの日、早峰さんとオレ、2人とも黄色いシャツ着てたから
     ペアルックみたいだってからかわれたんだよね…
     楽しかったな」 (半ベソ)
早峰 「えーっと、なんか物投げて、相手がひるんだスキに逃げるっていうのは?」
 
たそがれモード
ノボル 「投げるといえばさ…」
早峰 「え?」
ノボル 「合宿したとき、みんなでボクを海に放り投げたの、覚えてる?
     あ〜あ〜楽しかったなー」 (半べそ)
早峰 「投げる物もないかー、じゃああの人たち玄関まで突き飛ばして
          走るっていうのは?」
 
たそがれモード
ノボル 「走るといえばさ…」
早峰 「え?」
ノボル 「うちの体力関係ないのに、ランニングさせられたの、覚えてる?
     あああ〜あ〜楽しかったなぁ〜〜人生…」 (半ベソ)
早峰「ちょっと!何もう終わりだと思ってんの?ここから逃げること考えてよ」
ノボル 「もう無理だよー」
 
4号室のドアの前に、治郎さん、森田さん、照沼さんが
床とトンカチを手にどんどん…
釘が合わないのか、床に板をおいて修正して、
治郎さんも森田さんも照沼さんも一旦下へ。
 
ノボル 「うわ!!今度は何?」
早峰 「ひょっとして閉じ込められてるんじゃない?」
ノボル 「閉じ込められてる?理想のシュチュエイチョン!
     ここはボクが!」
早峰さんの前に立ちはだかろうとした瞬間
早峰 「大丈夫」
ノボル 「え?」
早峰 「ちょっと離れてて」
ノボル 「何するの?」
早峰 「逃げるのよ」
ノボル 「えー!」
早峰 「もう行くしかないでしょー」
ノボル 「えー!」
 
早峰さん、ドアを勢いよく開けて飛び出す。
 
早峰 「わーーーー!!!よっしゃー!」
ノボル 「かっこいいー!!」
ノボルくんと早峰さん、ハイタッチで喜び合う。
 
2階 3号室隣の両面扉の窓から電気屋さんが。
びっくりして慌てて階段の下へとおりるノボルくんと早峰さん。
 
早峰 「きゃー!」
ノボル 「わー!」
 
1階に行くと、そこには治郎さん、照沼さん、森田さん、トシ子さんが。
森田さんはメガネをはずしているため、階段横の柱につかまっている。
電気屋さんも、階段からおりてくる。
 
2階からおりてきたノボルと早峰、
1階にいた治郎、照沼、森田、トシ子が鉢合わせ状態になって、
リビングでそれぞれが戦闘態勢で立ち止まる。
 
電気屋さんがゆっくり階段をおりて1階へと来て、階段おりたところで
電気屋 原 「ああ、これが鬼ごっこ」
 
目が見えず、階段横の柱につかまってる森田さん。
森田 「どーこー?」 (小声)
 
森田さんの手前にいる照沼さんが手をふって、誘導。
森田 「どこにいるー?」 (小声)
照沼さん、必死で手をふる。
 
森田さん、恐る恐る手探り。
手探りしていたら電気屋さんと手がぶつかり、その勢いで、
照沼さんの元へと走り寄る。
 
森田 「いた!」
照沼さん、森田さんを抱きかかえる。
 
森田さんと手がぶつかった電気屋さん。
電気屋 原 「あ、オレが鬼ってこと?」
        「わー!!!」(みんなを脅かして追いかけてみる)
 
全員を追いかける電気屋さん、
逃げ回るみんな。
2階へ逃げ込む、治郎さん、トシ子さん、
照沼さん、森田さん、4号室へ。
 
1階
 
電気屋さんに向かって…
早峰 「また仲間割れですか?
     やっぱり悪い人って他の人間が信じられなくなるんですか?」
電気屋 原 「何の話ですか?」
ノボル 「ダメだよ早峰さん、コイツはもう、人を人とも思ってない、奴なんだ!」
早峰 「鬼ー!!」
電気屋 原 「ハイ、そうですけど?」
 
電気屋さんを睨むノボルくんと早峰さん。
早峰さんがやや前で、ノボルくんは早峰さんの背中越しにいる。
 
電気屋 原 「どりあえず捕まってもらっていいですか」
追いかける
ノボル 早峰 「来るな」 (後ずさり)
電気屋 原 「いやいやいやいや」 (追いかけようとする)
ノボル 早峰 「来るな!」 (後ずさり)
電気屋 原 「いや、でも捕まえなきゃ終わんないでしょー」
 
早峰 「きゃー!!!!」
逃げ回るノボルくんと早峰さん。
2階へと逃げて4号室に入ろうとしてドアを開けようとするけど、
中からは治郎さんたちが押さえていて開かない。
慌てて3号室へと逃げ込む2人。
追いかける電気屋さん。
電気屋 原 「もう、ズルイですよー、
         オレやることあるんで、誰でもいいから出てきてください
         お願いしまーす!」
 
2階 4号室 
 
森田 「出てったら、殺されるのかなー」
照沼 「あの様子じゃ間違いないな」
治郎 「はぁー、こわいー!」
トシ子 「だから反対したのに!なんで逆に閉じこめられてるのよ!」
森田 「まぁ、オーナーだって悪気があったわけじゃないんだし」
トシ子 「はーあー、せっかくここまできたのに…こんなところで…」
治郎 「ごめん…確かにお前は頑張ってくれてた」
トシ子 「私じゃなくて、あんたのほうよ」
治郎 「え?」
トシ子 「あんなに一生懸命頑張って歌作ってくれたのに…
      全部無駄になっちゃう、もったいない、せっかく才能あるのに
      いつかアッチッチ…売れると思ってたんだけどなー」
治郎 「でも…お前もうやめたいって…」
トシ子 「あのときはつい言っちゃったけど、ほんとは解散したいなんて
     一回も思ったことない」
治郎 「トシ子ー」
トシ子 「私、あなたの作る曲、大好きなんだ… 
     ボンジュールお嬢さん、も、泣く子はいねーか、も全部好き
     こんなことにならなかったら…絶対に売れてたのになー」 (泣き声)
後ろで聞いていた森田さん。
森田 「うーん、どうだろう」
治郎 「オレ、いきます。オレがあいつらと話し合うふりして、
     さし違えてきます。」
トシ子 「治郎…」
照沼 「治郎さん」
森田 「治郎くん」
治郎 「なんとか逃げ道作るんで、そのスキにコイツ連れて逃げてもらえますか?」
森田 「でも治郎くん…」
治郎 「お願いします。もれなくお2人も逃げられるよう、体張りますんで」
照沼 「いいんですか、治郎さん」
治郎 「名前で呼ぶのやめてもらえますか」
照沼 「失敬」
治郎 「片手間でペンションやってきた男の、せめてものつぐないです」
治郎 「トシ子…オレ、お前とアッチッチになれて、本当に良かった」
治郎さんとトシ子さん、片手をハートの半分の形にして、2人で
1つのハート型を作る。
その後ろで、片手をハートの半分の形にして混ざろうとする照沼さん。
トシ子 「ほんとに行くの?」
治郎 「心配ないよ、絶対オレがなんとかする」
トシ子 「あなたー」
 
4号室を出て、1階へおりていく治郎さん。
 
すぐあとに、3号室からは、早峰さんを先頭に出てくる。
ボストンバッグをお腹と背中に抱えて、3号室前に飾られてるよろいから
ヤリを手にして意気込む早峰さん。
 
ノボル 「ほんとに行くの?」
早峰 「心配ないよ、絶対私がなんとかする」
ノボル 「早峰さん…」
 
 
2階 4号室には、森田さん、照沼さんが残ったまま。
2人で相談をしている。
 
1階
 
治郎さんがおりる…
 
と、そこには電気屋さんが…
 
電気屋 原 「ちょっともう遅いですよー」
治郎 「お前だけか!仲間はどこいった?」
電気屋 原 「誰っすか、それ」
治郎 「まぁいいや、ちょっと、話し合いをしようじゃないか」
電気屋 原 「話し合い?鬼ごっこで常任訴えるなんて聞いたことないですよ」
治郎 「わーーーー」(電気屋さんに立ち向かう)
電気屋 原 「反撃なんてズルイっすよー」
治郎 「ズルイもクソもあるかー」
 
2階からかけおりてくる早峰さんとノボルくん。
早峰さんはボストンバッグをお腹と背中に抱えたまま、手にはヤリ。
 
早峰 「おぉぉぉー!!!」 (電気屋に立ち向かう)
電気屋 原 「わーーーーー何この展開ー!!」
治郎 「やっと揃ったか!」
電気屋 原 「え、何言ってるんすかー」
早峰 「ちょっとでも変なことしたら刺すから!」
電気屋 原 「ちょっ、みんなムキになりすぎですよー」
 
トシ子さんが駆けつける。
トシ子 「あーなーたー」
治郎 「何しにきたんだよー」
トシ子 「私もあなたと一緒に戦う!」
手にはカマを持ってるトシ子さん。
治郎 「ナイス!カマ!」
 
電気屋 原 「ちょっといいですか?
         この鬼ごっこのルールが、イマイチ分からないんですけど」
 
電気屋さんに…
早峰 ノボル 「動くな」
治郎 トシ子 「動くな」
 
電気屋 原 「いや、動かないとゲームにならないでしょう」
 
治郎 「ゲーム?」
トシ子 「コイツにはゲームみたいなもんってことでしょ」
治郎 「なんて惨忍な!」
 
電気屋 原 「いやコレ皆さんが始めたんでしょ?」
 
治郎 トシ子 「はぁ??」 (挑発的に)
ノボル 早峰 「はぁ??」 (挑発的に)
 
ノボル 「そうだそうだ」
早峰 「そっちが変な考え起こすからこんなことになってるの」
 
治郎 「変なことしてるのはお前らだろ」
 
ノボル 早峰 「はぁ??」 (挑発的に)
 
治郎 トシ子 「はぁ??」 (挑発的に)
 
治郎 トシ子 早峰 ノボルに向かって
電気屋 原 「意味分かんないんですけど」
 
電気屋さんに向かって
トシ子 「しらばっくれないで、あんたアイツらの仲間なんでしょ
      分かってるのよ」
治郎 「電気屋さんの息子じゃないってこともな」
電気屋 原 「なんすか、それ」
トシ子 「しらじらしい…」
 
電気屋、ノボル、早峰に向かって…
治郎 「お前らが、電気屋のおじさん殺したんだろ」
 
電気屋 原 「えぇぇぇぇぇーーーーーーーー!!!!」
 
ノボル 「そんなことしてないですよ」
治郎 「嘘だ」
 
電気屋 原 「ちょ、ちょ待って…オレのオヤジは死んだんですかーー」
治郎、トシ子、ノボル、早峰に向かってくる
 
トシ子 「きゃあ〜」
治郎 「電気屋になりすますためにやったんだろ」
電気屋 原 「はい?オレほんとに電気屋なんですけどー」
トシ子 「だったらなんでテレビが直らないのよ」
電気屋 原 「それは…」
治郎 「やっぱり…」
 
電気屋、治郎、トシ子に向かって…
早峰 「もうやめてよ!さっきから仲間割れのふりなんかして
     あんたたちこそグルなんでしょ!」
治郎 「え?」
ノボル 「僕たち殺してお金捕ろうとしてるの、知ってるんだぞ!」
治郎 「そんなことするわけないだろ」
早峰 「嘘!いつ殺すかって相談してたじゃない」
 
治郎 トシ子 「はぁ??」 (胸張って、挑発的に)
 
早峰 ノボル 「はぁ??」 (胸張って、挑発的に)
 
ノボルくん、カウンターのところへ行き…
ノボル 「じゃあ、このシミはなんなんですか?」
トシ子 「それは…コーヒー投げたのが飛び散って…」
ノボル 「違いますぅぅ〜〜〜、これは人間の血です」
治郎 「何それ何それ違うって」
早峰 「あの、あのお部屋の絵の裏に、お札が張ってあるのはなんで!」
トシ子 「それ、へそくりかな…」
ノボル 「違いますぅぅぅ〜〜〜〜、あれは幽霊を鎮めるお札です」
ノボル 「だから…あんたたちが殺した」
 
治郎 トシ子 「はぁ??」 (胸張って、挑発的に)
 
ノボル 早峰 「はぁ??」 (胸張って、挑発的に)
 
 
カウンターのそばに置いてある木馬が動き出す
 
電気屋 原 「あああああああ」
ノボル 「ほら、幽霊が怒ってるんですよー」
トシ子 「これは家が傾いちゃってるのよー」
ノボル 「違いますぅぅぅぅぅ〜、ここが、殺人ペンションだからです」
治郎 「殺人ペンション?」
トシ子 「何それ」
電気屋 原 「あのちょっといいですか?」
 
治郎 トシ子 「動くな!」
ノボル 早峰 「動くな!」
 
ノボル 早峰 電気屋に向かって
治郎 「お前らが、昨日パチンコ屋襲ったんだろ」
 
ノボル 早峰 「はぁ??」 (挑発的に)
 
トシ子 「もうバレてるんだから」
早峰 「バレてるって…」
治郎 「だから!お前らが強盗犯だろって」
ノボル 「違いますぅぅ〜」
治郎 「黙れ引き太郎!」
電気屋 原 「引き太郎??」
ノボル 「ノボルですよ!」
トシ子 「それは偽名でしょ!」
ノボル 「本名です」
治郎 「じゃあ引き太郎っていうのは」
早峰 「私が冗談で書いちゃって」
治郎 トシ子 「え?」
 
早峰さんに向かって…
治郎 「じゃじゃじゃじゃ、君が、アイツ(電気屋)と抱き合ってたのは
     どうなんだよ」
ノボル 「えぇぇぇぇぇぇぇぇ〜〜〜〜〜!!!!」
(後ろの柱に背中くっつけてびっくりする)
ノボル 「抱き合ってた?」 (半べそ)
治郎 「お前の知らないところでこの2人できてたんだよ」
ノボル 「えぇぇぇぇ〜〜〜〜〜」 (泣きそうな顔)
電気屋 原 「いやいやいや…」
ノボル 「早峰さん…嘘って言って」 (半ベソ)
早峰 「いや、信じないでよ、なんで私がそっちのリーダーと
     抱き合わなきゃいけないのよ」
電気屋 原 「リーダー??」
治郎 「何言ってんだ、あの男(電気屋)は君の憧れの先輩じゃないか」
ノボル 「えぇぇぇぇぇぇぇぇ〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!!!」
(再び後ろの柱に背中つけて立ってられない状態に)
ノボル 「あれに憧れてるの?」(半ベソ)
早峰 「だから信じないでよ」
 
携帯を出して操作する電気屋さん。
 
電気屋 原 「じゃあちょっと話してもらえます?」
携帯をテーブルの上に置き、治郎さんに話すよう促す。
 
治郎さん、恐る恐る携帯を手にして
治郎 「だれだぁぁぁぁぁ〜〜〜〜!!! (叫ぶ)
     (恐縮そうに) あ!原さん?後藤ですぅ〜。またかけますぅ〜」
トシ子さんに向かって
治郎 「おじさん、元気そうだった」
 
電気屋 原 「オレ、ガチで息子っすよ、この人たち(ノボル 早峰)とも
        初対面だし」
ノボル 早峰 「はい」
 
治郎 「えーと…」
 
早峰に向かって…
トシ子 「ご、強盗犯の方じゃ…」
早峰 「違います」
 
治郎さんに向かって…
ノボル 「殺人ペンションの?」
治郎 「いいえ〜」
ノボル 「…どういうこと?」
 
治郎 「お互い…なんか…変な間違いしてたのかな」
早峰 「強盗犯だと思ったから襲いかかってきたんですか?」
トシ子 「すぃあせん」 (小声)
早峰 「なーんだぁ〜〜」
ノボル 「はははははは (作り笑い)
      なーんかそんなことなんじゃないかって思ったんだよねー」
ノボル 「殺人ペンションなんか…ありえねーし!」
早峰 「グーで殴りたい」 (笑顔で)
 
ノボル 「でもほんと勘弁してくださいよ、ほんとに殺されるかと思いましたよ」
治郎 「こっちだってそうだよー」
ノボル 「だって、カマ持ってるんですもん」
トシ子 「そっちヤリじゃない!」
電気屋 原 「オレなんか素手でわー!ってしか言ってないっすよ」
早峰 「あれ、でもあの黒い服の幽霊は?
     黒髪でこういう……」
焦る電気屋さん。
早峰の元へと駆け寄り
電気屋 原 「あああああ!いつまでそんな装備してるんですか」
ボストンバッグをお腹と背中に抱えたままの早峰さん。
早峰 「やだ恥ずかしい。ごめんなさい。
     これ部屋にあったから護身用に使っちゃって」
ボストンバッグをおろす。
治郎 「あ、森田さんたちのね」
 
 
ソファーに座って…
トシ子 「ホッとしたから言うけど、あなた達、自殺はやめなさいよ」
ノボル 「自殺?」
トシ子 「そのためにここに来たんでしょ」
ノボル 「はぁ??」(挑発的に)
トシ子 「はぁ??」(挑発的に)
治郎 「はぁ、もういいだろ」
トシ子 「じゃあ…自殺も間違いだったってこと?」
早峰 「一旦落ち着いて、何をどう間違えたか話し合いましょうか」
治郎 「そうだねー」
 
早峰が護身用に使っていたボストンバッグを電気屋さんが
そっと開けてみる。
 
電気屋 原 「ちょっとー!!」
治郎 「なんですかー」
電気屋 原 「これ、カバンから出てきたんですけど」
覆面2つを手にしている電気屋さん。
トシ子 「覆面?」
治郎 「なんでこんなの…
     例の強盗犯もそれかぶってたって…」
ノボル 「あああ!!!!じゃああの2人がっ」
早峰 「またまたまた…決めつけるのは良くないよ」
治郎 「でも君たち2人を自殺とか強盗犯とか言い出したのも
     森田さんだった…」
早峰 「え…」
ノボル 「僕たちを犯人にして、疑いの目が向かないようにしたってこと?」
トシ子 「でもニュースでは3人組だって…」
治郎 「そうだよ、確か女の人が1人いたって!」
早峰 「ほらやっぱり違うんだよ〜」
 
さらにカバンの中に手を入れる電気屋さん。
電気屋 原 「ああ!!これって…」
中からは、女性の赤い服が…
ノボル 「あー」
トシ子 「どういうこと…」
ノボル 「もう1人、女がいたってことですよ」
早峰 トシ子 「え〜」
ノボル 「でも仲間割れかなんかして、その女の人は…」
早峰 トシ子 「えぇぇ〜」
早峰 「ちょっとやめてよ〜」
ノボル 「ああ!それが、なんとかセイコ!
     ほら!早峰さんに似てるっていう…」
治郎 トシ子 「あぁ、」
治郎 「そういえば、なんとかセイコのこと聞き始めたら
     急に話切り上げたりしておかしかった…」
トシ子 「じゃあ!あの2人が掘ってる穴っていうのは…?」
早峰 「その人の…死体を埋める…た…め…??」
怯え始める、早峰、ノボル、トシ子、治郎、電気屋。
 
2階の4号室に閉じこもっていた森田さんと照沼さん。
 
そっと1階へと降りて来て…
階段を降りた瞬間…
 
照沼 森田 「わぁぁぁーーーーーー!!!」
脅かす!
照沼は早峰を捕まえる。
 
一同 「ひゃあああああ〜〜〜〜〜」
 
ノボル…恐怖のあまり、玄関を飛び出す。
 
早峰 「ノボルくーーーーーーーーーん!!」 (叫)
 
 
暗転。
 
***つづく***  ☆☆☆☆☆☆☆☆ ← 8へ

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