ボクとキミは2人で1つ

*増田貴久くんを応援しているブログです*
**増田くんが好き、それだけです**



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「雨の日の森の中」 6

2階

4号室では…
 
早峰 「やっぱり逃げるしかない!」
思い立ち立ち上がる早峰さん。
ノボル 「え?」
早峰 「ここにいても、殺されるだけなんだよ」
ノボル 「でも…」
早峰 「何も気付いてないふうに普通に出て行けば大丈夫だって」
ノボル 「ねぇ、ほかにいい方法ないかな」
早峰 「嫌ならいいよ、私一人で行くから」
ノボル 「うそうそ!オレも行く!」
早峰 「よし!」
2人で逃げようと心を決めて、4号室のドアを開けて…
 
ドアを開けた瞬間、廊下出見張りをしていた森田さんと出くわす。
森田 「どちらへ?」
早峰 「え?ちょっと…」
 
ドアから出て…
早峰さんが先頭、
その後ろからノボルくんがくっ付く感じで、
そっとそっと森田さんの前を通り…
通りすぎた瞬間、足早に2人は
階段をおりていく。
 
1階へと行き、ノボルくん、早峰さんは、
トシ子さん治郎さん、照沼さんたちと鉢合わせに。
 
鉢合わせになった瞬間、
ノボル 早峰 「あああー!!」
トシ子 治郎 照沼 「ああああ!!」
 
治郎 「どちらへ?」
ノボル 「いや、もう帰ろうかなって…」
 
早峰さんとノボルくんはゆっくりゆっくり玄関の方向へ…
 
 
トシ子 「こんな時間に?」(ビクビク)
早峰 「ハイ。どうもありがとうございました。」 (ビクビク)
ノボル 「お金…」 (ビクビク)
右側のおしりのポケットからお財布
(がま口(水色地に白のドット、下の部分がオレンジ))
を取り出し、折ってある1万円冊を、恐る恐る、体は後ろへ、
足はすり足、手だけテーブルのほうへそっとそっと近づき、
テーブルの端っこに、手早くサッとお札を置くノボルくん。
逃げるように傍に用意してくれてあったガソリンタンクを手にするノボル。
そこへ治郎さんが駆け寄り、ノボルくんが手にしたガソリンタンクをつかむ。
 
ノボル 「何するんですか」(ビクビク)
治郎 「なんとなく」 (ビクビク)
ノボル 「なんとなくってなんですか?離してください」
治郎 「………」 (力いっぱいガソリンタンクを握る)
 
力ずくでガソリンタンクを奪うように、
ノボル 「さよなら」
玄関のほうへと逃げるように向かう。
 
照沼 「そんなに死にたいんですかー」
ノボルくん、早峰さん怯える。
照沼 「そんなに死にたいのかー!!!」
みんなが大パニック。
 
ノボルくん早峰さんは逃げそびれて、
 
早峰 「きゃーーーーー」
照沼 「待ちなさーい!」
急いで2階へ駆け上がり、4号室へ。
追いかける、治郎さん、照沼さん、そして2階にいた森田さんも。
 
ノボルくん、早峰さんはドアの鍵を閉めて閉じこもる。
 
ドアをドンドンしながら、
森田 「開けなさい!開けなさい!」
治郎 「開けなさい」
 
ドアを押さえながら…
ノボル 「絶対やだ」
 
代わる代わるドアをドンドンしながら…
照沼 「君たちの考えてることは分かってるんだ
     バカなことはやめて出てきなさい」
 
ドアを押さえつつ…
早峰 「そんなの自殺行為じゃない」
森田 「だからそれをやめろっつってんだよ!」
ノボル 「やめるわけないでしょ」
 
照沼 「合鍵ないんですか?」
トシ子 「取ってきます」
 
トシ子さん、1階へ。
 
4号室
ノボル 「ヤバい!なんとかしないと」 (焦る)
早峰 「わかってるよー」 (焦る)
 
ドアの前では…
 
照沼 「まったく…なんてバカなことをー」
 
パンツ一丁に、ハイソックス姿の照沼さんに向かって
森田 「こんなときにふざけた格好しやがってー
     着替えて来い、早くー」
照沼 「お前のせいだろ」
 
照沼さん、3号室へと入る。
 
1階では…
ブースの中へ合鍵を取りに行って、
ブース内を探すトシ子さん。
 
2階にいる治郎さんに向かって
トシ子 「あなたー、鍵どこやったのよ!」
 
1階のトシ子さんに向かって
治郎 「いつものとこかかてるでしょー」
 
1階
トシ子 「だからないんだってばー」
 
2階
治郎 「もうー」
治郎さん、1階へとおりていく。
 
2階 4号室
 
早峰 「やだ…やだ…やだ…やだ…」
    「こんなとここなきゃよかったー」
ドア入って正面の、額に入った絵の下の椅子に
座り込んで頭抱えちゃう早峰さん。
 
早峰 「えーーーん……」 (泣き出しちゃう)
 
どうしていいか分からず右往左往しちゃうノボルくん。
 
ノボル 「く、クイズターーイム!!」
     「ハイ、ザワザワしなーい」
治郎さんから伝授された、セリフを忠実に再現してみるノボルくん。
治郎さんがやってたように、「ザワザワしなーい」では、
両手を前に出してふって、そのあとは両手は腰に。
 
早峰 「なんなの突然…」
ノボル 「今から問題出すから答えて」
早峰 「何言ってるの?今そんなことしてる場合じゃないでしょ」
ノボル「こんなときだからこそ、聞いてほしいの」 
早峰 「え?じゃあどうぞ…」 (仕方なく)
ノボル 「問題!その飲み物はなに」
早峰 「いきなり飲み物聞かれても…」
ノボル 「えっと、ある人が股間に…」 (自分の股間を指差す)
早峰 「え、下ネタ?」
ノボル 「あ、いややややや……ある人ね」
早峰 「ある人って誰?」
ノボル 「あのー、あれなんて言うんだっけ、表現がこう…」
両手でおなかをふくらませるジェスチャーするノボルくん
早峰 「メタボ!」
ノボル 「じゃなくて、あのー、赤ちゃんがいるの」
早峰 「マタニティー!」
ノボル 「そう!…あ、でもマタニティー1回忘れて!」
     「それを日本語で言うと何ていう?」
早峰 「妊婦さん!」
ノボル 「そう!」 (嬉しそう)
早峰 「今のがクイズ?」
ノボル 「ううん、じゃなくてここから」
早峰 「もういいよ〜」
ノボル 「聞いてよ」 (お口とがらせて)
    「えっと…ある妊婦さんが、股にー、 (自分の股をさすノボルくん)」
    「……股じゃなくて…股1回忘れて」
    「股間に…」
早峰 「どっちだっていいじゃん」
ノボル 「とにかく、おる妊婦さんが股間にお茶をこぼしました。
     …あ、お茶1回忘れて…あ、全部忘れて…」
早峰 「もうどうしたいの〜」
ノボル 「わかんない…
     あ!やっと笑ってくれたね」
早峰 「苦笑いですけど…」
ノボル 「じゃ、最後にひと言!」
早峰 「どうぞ」
ノボル 「人間は…動物なんだ」
遠くを見ながら言い放って、自信満々。
 
ノボル 「笑っちゃうね」
早峰 「笑っちゃわないよ、もうお願いだから黙ってて」
ノボル 「ごめんなさいー」 (しょぼん)
ドアの前に座り込むノボルくん。
 
1階では…
トシ子さん治郎さんはブースに。
森田 「あの、鍵見つかりましたー?」
治郎 「ないんですよー」
トシ子 「使ったら戻しといてっていつも言ってるでしょー」
治郎 「お前だって…」
森田 「ケンカしないで早く探して」
トシ子 「ハイ」
 
2階
3号室の前の廊下では…
電気屋さんに抱きつくマキさん。
マキさんはさっきリビングに早峰さんが脱いで置いてた
黄色のトレーナーを着ている。
 
電気屋 原 「ちょっと離れろって」
マキ 「だって寒いんだもん」
電気屋 原 「仕事マッハで片付けっから
         ちっとは我慢しろよ」
マキ 「もう!私が風邪ひいてもいいのー?」
電気屋 原 「あ、ちょっと歩けば露天風呂あるっつってたから
         あったまってこいよ」
マキ 「じゃあ、ギュウっとして」
電気屋 原 「たく…」
抱き合う電気屋さんとマキさん。
 
その頃、4号室では…
 
早峰 「なんとか逃げられないかなー。
     いい作戦ない?」
ノボル 「あ!そうだ!妊婦さんが股間にー」 (自分の股間を指差す)
早峰 「もういいからそれ」
 
2階 3号室 廊下で抱き合ってる電気屋さんとマキさん。
 
電気屋 原 「もういいだろ」
マキ 「まーだー」
電気屋 原 「もういいだろ」
マキ 「まだー!」
 
1階からそっと階段をあがる森田さん。
階段の隙間から、抱き合ってる電気屋さんの姿を見る。
森田さん側から見ると電気屋さんの背中、抱き合ってる
黄色いトレーナーの女性としか分からない。
 
電気屋 原 「そろそろ戻ってくれよ、
         バレたらまずいだろ、あっち!」
マキ 「はーい」
 
覘いていた森田さんはそと1階へ。
マキさんは奥へと行く。
 
 
2階 4号室では…
早峰 「こうなったら、話し合うってどうかな」
ノボル 「無理だよ」
早峰 「同じ人間として話し合えば見逃してくれるって」
そっとドアを開ける早峰さん。
ノボル 「絶対無理だよ…ちょっと」
早峰 「あれ…いない…」
ノボル 「え?」
早峰 「ほらいない」
少しずつドアから出て行く早峰さん。
その後ろからノボルくん。
早峰 「ほらいない」
ノボル 「危ないよー」
早峰 「ほら」
そこへ浴衣に着替えた照沼さんが3号室から出てくる。
照沼 「こらー!!!!」
早峰 「きゃーパンツ男」
急いで4号室へと戻る早峰さんとノボルくん。
ノボル 「だからいったじゃん」
早峰 「でもじっとしてるわけにはいかないでしょ」
 
1階
ブースから出てくる治郎さん。
リビングにいる森田さん。
治郎 「すいません、やっぱり鍵見つかんなくて」
森田 「そんなことより大変なことが」
 
2階からおりてくる照沼さん
照沼 「おい!ちゃんと見張ってろよー」
森田 「お前も早くこい!」
照沼 「なんだよ」
リビングに集まる治郎さん、森田さん、照沼さん、トシ子さん。
森田 「上で電気屋が、誰かと抱き合ってた」
治郎 トシ子 照沼 「えー!!」
照沼 「誰と」
森田 「女ってことくらいしか分からなかった」
治郎 「でもうちの以外はあの早峰って女の子しかいないはずです」
森田 「ほんとなんですから!
     なんか…黄色い服着てた…」
トシ子 「それって…あの子達に貸した、トレーナーじゃない?」
治郎 「じゃあ、あの早峰って子と、電気屋が抱き合ってたってこと?」
森田 「そうだー!バレたらまずいって部屋のほう帰ったし…」
照沼 「バレたらって何が」
森田 「さあ」
トシ子 「ノボルって子にじゃない?」
治郎 「浮気かー」
トシ子 「そう!」
照沼 「初対面ですよ、展開早すぎますよ」
治郎 「前から知り合いだったとか」
照沼 「だったらどうして他人のふりなんかしてるんです?」
治郎 「分かりません」
森田 「あ!上の2人…あと電気屋って、強盗犯なんだよ」
照沼 治郎 トシ子 「えー!!」
森田 「最近、この近くでパチンコ屋が襲われた事件あったでしょ」
治郎 「あ、3千万盗んだやつ」
森田 「そうそう!あれね、覆面被った男2人と、女1人の3人組らいしんですけど
     まだ犯人捕まってないんです。
     逃走車は見つかったけど、本人達はまだ…」
トシ子 「確かに犯人像にはピッタリ合うわね」
照沼 「だからか!奴らは逃走に息詰まって自殺しようとしてるんだ」
治郎 「ああ、そうかー」
トシ子 「だからかー、宿帳に女が名前を書いた時、男がうろたえたでしょ?」
治郎 「ああ、おーい!とかって…なぁ?」
トシ子 「思わず本名書いちゃったのよ!普通あんな反応しないもの」
治郎 「じゃあ、あのノボルっていうのは」
トシ子 「偽名なのよ」
治郎 「偽名?」
トシ子さん、宿帳を持ってくる。
トシ子 「あの男の本名は…引き太郎!」
治郎さん、森田さん、照沼さんも宿帳を覘きこむ。
治郎 「この早峰ってのは?」
トシ子 「偽名よ」
照沼 「間違いないな」
森田 「じゃあ、お化け屋敷研究会でした、とかいうのも
     あれも全部嘘か」
治郎 「そうは言い切れませんよ、あの男の恋愛相談受けたんですけど
     あのときの好き好きビームは嘘じゃないと思います」
森田 「好き好きビーム?」
治郎 「だから、あの引き太郎は本当に早峰が好きで、その早峰は
     電気屋とできている。
     …じゃあ、あの電気屋が憧れの先輩!!」
照沼 「だけどあの3人が強盗犯だとしたら、なんで電気屋は
     逃亡中に働いてるんでしょうか」
トシ子 「だからだ!電気屋がいつものおじさんじゃなかった」
治郎 「どういうこと?」
トシ子 「アンテナが直ってテレビが映ったら逃亡犯だって分かっちゃうから
     どこかで入れ替わったのよ」
治郎 「そうかー!とういことは電気屋のおじさんはもう…」
治郎 「いい人だったのに…」
治郎さんとトシ子さん、悲しそうに寄り添って泣く。
 
照沼 「もしかしたら、アンテナがおかしくなったこと自体、
     奴らの仕業かもしれませんね」
治郎 「なんて奴らだ」
 
2階からそっとおりてきたノボルくんと早峰さん。
 
早峰 「あの…」
治郎 照沼 森田 トシ子 「ああ」
怯えて、端のカウンターのほうに集まる治郎さんトシ子さん森田さん照沼さん。
治郎 「なんでしょうかー」 (なきそう)
早峰 「私たちのこと、見逃してくれないでしょうか」
治郎 照沼 森田 トシ子 「えええ〜」
治郎 「見逃すって…」
ノボル 「お願いします」
照沼 「いや、あなた方を許す許さないは我々が決められることじゃないし」
早峰 「じゃあ、誰に頼めばいいんですかー?」 (必死)
ノボル 「この中にリーダーはいなってこと?」
早峰 「えぇぇ、じゃああの茶髪?」
ノボル 「あれがリーダー?」
治郎 「なんの話?」
トシ子 「やっぱりちょっとおかしいのよ」
早峰 「リーダーに言わないで、私たちのこと、見逃してください」
ノボル 「僕たち、何も悪いことしてないじゃないですか」
治郎 照沼 森田 トシ子 「いやぁぁぁぁ」
 
浴衣の袖で口元隠しながら…
森田 「十分悪いことだと思うけど」
 
ノボル 「何かしました?」
早峰 「ああ!!食べ残し!」
 
浴衣で口元隠しつつ
照沼 「もっとヒドイことしたでしょー」
 
ノボル 早峰 「え?」
 
浴衣で口元隠しつつ
照沼 「罪の意識もないのかー」
 
早峰 「それはこっちのセリフですよ」
 
治郎 照沼 森田 トシ子 「え?」
 
早峰 「私たちのこと、同じ人間として、
     かわいそうだと思わないんですか?」
 
袖で口元隠しつつ
治郎 「おじさんのほうがかわいそうだろー」
 
早峰 「おじさん?」
 
袖で口元隠しつつ
治郎 「電気屋のおじさんだよー」
 
ノボル 「なんで、そのおじさんとボクたち比べるんですか?」
 
森田さん、照沼さんの手を持ちながら、照沼さんの影に隠れて
森田 「わかってるくせにー」
 
早峰 「わかんないー」
ノボル 「だめだったんだよ早峰さん、
     なんだかんだイチャモンつけて、逃がしてくれないつもりなんだよきっと」
トシ子さん、意を決して前へ。
トシ子 「もうなんでもいいから出てってくれませんか?」
ノボル 早峰 「え?」
トシ子 「ハッキリ言って迷惑なんです
      出てってくれませんか?」
治郎 照沼 森田 「え?」
ノボル 「いいんですか?」
トシ子 (大きく頷く)
ノボル 「ほんとに?」
トシ子 (大きく頷く)
ノボル 「逃がしてくれ…」
トシ子 「早くー!」
ノボル 「言ってみるもんだね、早峰さん」
早峰 「そ…だね」
ノボル 「じゃあ僕らはそろそろ」
早峰 「お邪魔しました」
 
そっと玄関へと向かうノボルくんと早峰さん。
玄関をあけようとしたその時…
足早に玄関にくる治郎さん。
玄関の鍵を閉める。
 
ノボル 「え?」
治郎 「逃がさない」
ノボル 「え?」
治郎 「君たちのことは逃がさない」
トシ子 「あなた」
治郎 「頼む、おとなしく捕まってくれー!」
 
2階へと再び逃げて、4号室へと入るノボルくんと早峰さん。
ノボル 「最初から捕まえるつもりだったんだー」
早峰 「もうやだ〜」
 
追いかけようとする治郎さん。


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